補装具と補装具費支給制度
補装具とは,障害者等が日常生活において必要な移動・動作等を確保するため,身体機能を補完・代替する用具の事.
身体機能を補完・代替し,身体への適合を図る様に製作され,装着する事によって日常生活・就労・修学のため長期に使用される,医師等の専門的な意見・診断に基づき使用が必要とされた場合,補装具費支給制度で費用の支援が受けられる事もあります.
対象者
補装具を必要とする障害者・障害児・障害者総合支援法対象の難病患者等.
対象補装具
- 義肢 : 耐用年数 1 – 5 年
- 装具 : 耐用年数 1 – 3 年
- 座位保持装置 : 耐用年数 3 年
- 視覚障害者安全杖
- 普通用
- グラスファイバー : 耐用年数 2 年
- 木材 : 耐用年数 2 年
- 軽金属 : 耐用年数 5 年
- 携帯用
- グラスファイバー : 耐用年数 2 年
- 木材 : 耐用年数 2 年
- 軽金属 : 耐用年数 4 年
- 身体支持併用 : 耐用年数 4 年
- 普通用
- 義眼 : 耐用年数 2 年
- レディメイド
- オーダーメイド
- 眼鏡 : 耐用年数 4 年
- 矯正用
- 6D 未満
- 6D 以上 10D 未満
- 10D 以上 20D 未満
- 20D 以上
- 遮光用
- 前掛け式
- 掛けめがね式
- コンタクトレンズ
- 弱視用
- 掛けめがね式
- 焦点調整式
- 矯正用
- 補聴器 : 耐用年数 5 年
- 高度難聴用ポケット型
- 高度難聴用耳かけ型
- 重度難聴用ポケット型
- 重度難聴用耳かけ型
- レディメイド耳あな型
- オーダーメイド 耳あな型
- 骨伝導式ポケット型
- 骨伝導式眼鏡型
- 車椅子 : 耐用年数 6 年
- 普通型
- リクライニング式普通型
- ティルト式普通型
- リクライニング・ティルト式普通型
- 手動リフト式普通型
- 前方大車輪型
- リクライニング式前方大車輪型
- 片手駆動型
- リクライニング式片手駆動型
- レバー駆動型
- 手押し型 A
- 手押し型 B
- リクライニング式手押し型
- ティルト式手押し型
- リクライニング・ティルト式手押し型
- 電動車椅子 : 耐用年数 6 年
- 普通型 (4.5km/h)
- 普通型 (6.0km/h)
- 簡易型
- A 切替式
- B アシスト式
- リクライニング式普通型
- 電動リクライニング式普通型
- 電動リフト式普通型
- 電動ティルト式普通型
- 電動リクライニング・ティルト式普通型
- 座位保持椅子 (障害児のみ) : 耐用年数 3 年
- 起立保持具 (障害児のみ) : 耐用年数 3 年
- 歩行器 : 耐用年数 5 年
- 六輪型
- 腰掛つき四輪型
- 腰掛なし四輪型
- 三輪型
- 二輪型
- 固定型
- 交互型
- 頭部保持具 (障害児のみ) : 耐用年数 3 年
- 排便補助具 (障害児のみ) : 耐用年数 3 年
- 歩行補助杖
- 松葉杖
- 木材 : 耐用年数 2 年
- A 普通
- B 伸縮
- 軽金属 : 耐用年数 4 年
- A 普通
- B 伸縮
- 木材 : 耐用年数 2 年
- カナディアン・クラッチ : 耐用年数 4 年
- ロフストランド・クラッチ : 耐用年数 4 年
- 多点杖 : 耐用年数 4 年
- プラットフォーム杖 : 耐用年数 4 年
- 松葉杖
- 重度障害者用意思伝達装置 : 耐用年数 5 年
- 文字等走査入力方式
- 簡易な物
- 簡易な環境制御機能が付加された物
- 高度な環境制御機能が付加された物
- 通信機能が付加された物
- 簡易な物
- 生体現象方式
- 文字等走査入力方式
- 人工内耳
- 人工内耳用音声信号処理装置修理
補装具費支給制度の利用手順
- 身体障害者手帳を所持して居るまたは障害者総合支援法で定められて居る難病等で判定等にて支給が必要と認められる
- 市区町村へ補装具費支給申請
- 18 歳以上の場合は身体障害者更生相談所等で判定,18 歳未満の場合は指定自立支援機関・保健所・指定医等の意見照会機関の医師の意見書にて判定
- 判定・意見等に基づき市区町村長が支給決定
- 補装具業者と購入等について契約を結ぶ
- 補装具製作・引き渡し
- 償還払いまたは代理受領にて補装具費支給
と言う手順で利用できます.
わからない事等がある場合,市区町村や担当の相談支援専門員に相談して見てください.
Case Mayo
Mayo は補装具費支給制度を利用して,入浴補助具等の購入やオーダーメイドのリクライニング・ティルト型車椅子を制作し使用して居ます.
オーダーメイドのリクライニング・ティルト型車椅子は 18 歳以前は何度か制作していただいて数台使用して来ました.
成長等で結構な台数制作していただいた気がします.
現在使用して居るリクライニング・ティルト型車椅子は 2019 年に 18 歳以降はじめて制作していただきました.
判定とかすごく緊張した.←人見知りでドキドキでした.
制作時には 18 歳を境に仕組みが結構変わるのだなと感じました.
自費分とか利用手順とか…その時には沢山の方に相談に乗っていただいて,制作する事ができました.
Mayo 自身,助けていただいて何とか制作できたと感じて居ます.
次回制作する場合,2025 年以降.
身体の状況やライフスタイルに合わなくなったら,制作を考えとうと思って居ます.
また入浴補助具や車椅子以外にも Mayo が使用できる補装具があったら,ライフスタイルに合わせて導入して行ければと考えて居ます.
Summary
今日は補装具について紹介しました.
簡単に概要を書かせていただきました.←本当に簡単にでごめんなさい (泣).
Mayo 自身利用・使用して居ますが,知らない事も多くとても勉強になりました.
良かったら,読んでもらえると嬉しいです.
Information & Life では,サービス・システムやケア・治療・グッズについて紹介して居ます.
参考にしていただければ嬉しいです.
次回もぜひ読んでください.
Mayo
参考資料
- 厚生労働省 補装具費支給制度の概要
- 公益財団法人テクノエイド協会 補装具費支給事務ガイドブック
- WAM NET 補装具
- 東京都福祉保健局 補装具費支給制度
- 国立障害者リハビリテーションセンター 支援機器イノベーション情報・支援室 障害者手帳・補装具費支給制度について
Mayo と申します.
1995/12/19 生まれの A 型です.
脊髄性筋萎縮症 (SMA) の I 型 (ウェルドニッヒ・ホフマン病) と言う疾患を持って居ます.
山田涼介くんがだいすきです.
Mayo EFIFS で好きな事を好きな時に UP して居ます.
Mayo profile はこちら→